モンゴル経済フォーラム首相:今回の不況は間違った政策によるもの


3月31日、Ch.サイハンビ レグ首相の後援により、政府 庁舎で第7回モンゴル経済フ ォーラムが「チャレンジ・経 験・ソリューション」という テーマで開催された。フォ ーラムにTs.エルベグドルジ 大統領をはじめ、サイハンビ レグ首相、P.ツァガーン大統 領府長官、R.ジグジド鉱業大 臣、B.ボロル財務大臣、N.ゾ ルジャルガル・モンゴル中央 銀行総裁、世界銀行、国際金 融公社、アジア開発銀行、国 際通貨基金、D.ガンホヤグ・ クリーン・エナジー社長、内 田三井住友銀行モンゴル事務 所長など、官民および非政府 機関の代表らが出席した。 サイハンビレグ首相は次の ようにスピーチした。「モン ゴル国が民主主義、市場経済 システムへ移行してからの26 年間は、モンゴル人が主権、 独立を確立しながら存続でき るかどうかが試された時期で あった。 最初のチャレンジとなった アジア通貨危機。これが1998 年に起きた。当時、世界市場 に影響を与えるエルデネト社 の銅・モリブデンの市場価格 は大きく下落していた。当時 のモンゴルは外国からの影響 は少なく、自国に頼る小さな 経済体制を敷いていたため、 アジア通貨危機を克服するこ とができた。 その後、2008年には世界金 融危機があり、それを乗り越 えるため、給料や年金を増や せず2年間努力をした。その 時、自然災害により損害を受 けたオーストラリアの石炭価 格が何倍にも値上がったこと がモンゴルに良い影響を及ぼ した。現在、1㌧当たり26米 ㌦の石炭価格は当時105米㌦ まで高騰していた。オユトル ゴイ鉱床開発事業への91億米 ㌦の投資によりモンゴル経済 成長率が17%に達していた。 それまでの金融危機からの教 訓を無視し、支出を拡大す る方へ行ってしまった。総 選挙では各政党が政府や国 民に金をばらまく事態とな り、新婚の若夫婦や母親な どの助成金に40億米㌦を使 い切ってしまった。 3回目のチャレンジは外国 から受ける影響ではなく私た ち自身に係ってきたものだ。 これまでのような経済成長に よる利益を使い切らなければ 今のような不景気にはなら なかった。石炭市場価格が値 上がっていた2011年にタワン トルゴイ事業を実施し、鉄道 建設をしていれば、石炭輸出 の現状は好景気となったにち がいない。そのため、今回の 不況は国際経済の影響ではな く、間違った政策によるもの である。ただし、将来豊かな 国になるのは天然資源だけに頼 ってはいけないのが明らかだ。 それには高度な技術や技術者が ぜひとも必要になる。また、鉱 業以外の分野も開発し、経済を 多様化することが重要である。 さらに、政府は予算の歳入 や投資が減額しても活動を続 けた。1921~2012年に2900㌔ の鉄道を建設したが、2012 ~2015年に2700㌔の鉄道を新 設した。 ここ4年間、40年ぶりの電 力が323MW増えた。今年、エ ギー川水力発電所、バガノー ル発電所、エルデネト発電所 を拡大する。この90年間で10 万戸の住宅を建ててきてお り、ここ1年間では2万5000 戸の住宅を建てた。今、モン ゴルの対外債務は210億米㌦ である。そのうち、政府の負 債は49億米㌦であり、残りは 各商業銀行、民間企業の借金 である」と語った。(フォー ラム結果は次号に)

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