中小企業経営者の声をあげた
2月29日、労働省とチンゲル ティ区職業安定部により、U B市チンゲルティ区の中小企 業経営者の第1回会議が開か れ、1400名が出席した。G.バ ヤルサイハン労働大臣は「こ こ数年、モンゴルは鉱業分野 に支えられて発展してきた。 鉱物資源の世界市場価格が 下落し、モンゴルの経済は大 打撃を受けた。そのため、資 本を生み出している中小企業 を支援すべきだ」と述べた。 中小企業経営者らは、利子の 引き下げや減税を求めた。雇 用支援基金及び他の基金の利 子は7~10%であり、各企業 の大きな負担となっていると いう。 モンゴル政府はここ20年、 社会福祉として1兆トゥグル グを拠出してきた。その資 金をもとに開発を推し進め てきたが、2012年に政策が変 わり、国内に1000の工業基盤 を築き、海外への外貨の流れ を制限した。労働省はモンゴ ル中央銀行など関係者と会談 し、今年4月から個人経営者 向けに合計500億トゥグルグ を貸与すると決めた。ほかに も、大企業の活動を支援するた め減税政策などが講じられてい るが、中小企業向け政策はな い。政府は今後、中小企業支援 政策を検討するという。 中小企業は多くの雇用を創 出しているが、高い能力を 持つ人材が不足している。 人材を育成する財政的余裕 がない企業も少なくない。 経営者らは、大学や職業訓 練学校での人材育成を改善 するよう求めた。